ストリートダンスとバレエはどちらから始めるべき?

近頃ダンスブームですね!そんな中、ストリートダンスを始めるか、バレエを始めるかどちらを優先すれば良いか悩んだりしませんか?「同時並行で!」という選択肢があればいいですが、時間とお金は有限ですのでどちらかしか出来ないこともありますよね。今回は、ストリートダンスを日本や海外で経験して様々な素晴らしいダンサーに出会い、大人バレエも始めている私の見解をお伝えします!

目次

「ヒップホップなどのストリート系とバレエはどちらから先にやるべきか?」

個人的な見解としてはバレエ”です。ですが、”好きこそものの上手なれ”という観点から「好きで熱中して続けられる方を選んだ方が絶対良い!!」という結論です。 

バレエがおすすめ!!バレエを先にやった方がいいと思う理由

  1. 踊り方が綺麗になる。バレエには”魅せ方”のポイントが詰まっている!!
  2. 踊れる幅(ダンスのジャンル)が広くなるので、いろんな表現が可能。起用してもらいやすい。
  3. バレエは体が出来上がってから始めるには難しい。ストリート系は大学生からでも始めやすい!

という3つが大きな理由です。

1. 踊り方が綺麗になる。バレエには”魅せ方”のポイントが詰まっている!!

正直、長年バレエをしている人は、ヒップホップ系は最初は下手です。姿勢を良くする、かつ手足を伸ばす癖があるので、グルーヴ(※)を重要視するストリート系においてはダサく見えがち。ですが、体の使い方は抜群かつ、軸やインナーマッスルは十分なので、練習をしていけば飛躍的に上手になると思います。なぜならバレエは、14〜16世紀ごろから現在に至るまで数多くの素晴らしいダンサーたちや芸術家に洗練されてきた踊りなので、ダンスの基礎がぎゅっと詰まっています。つまり、人がどう踊れば美しいか、かっこいいか、ずっと追及されてきたジャンルなのです。だからこそ、バレエの技術を培ってきた人たちは、自分達の魅せ方を知っています。なので、HIPHOP一筋でやっていた人より、トータルのカタチが綺麗になると思います。

自身の体験談として、私の友人でもバレエが上手だった子は大学から始めたHIPHOPでもトップレベルに上手でしたし、大学からLOCKを始めて今では最前線で活躍されている男性の人もジャズダンス系をされていましたし、海外(LAやNY)で活躍しているダンサーもほとんどの人がバレエは基礎と言っています。(ただし、ブレイクダンスなどの特殊なジャンルは除く)

2. 踊れる幅(ダンスのジャンル)が広くなるので、起用してもらいやすい。

音を体で表現するにあたって、「ここをジャズっぽく、しっとりと綺麗に踊りたい」と思っても、バレエ系の基礎が無いと表現するのってかなり難しいですよね。ストリート系から始めていると、バレエならではの、足先、手先まで「伸ばす」という行為がとても大変です。さらに柔軟性も大変です。バレリーナさん達が何十年もかけて極めるバレエの形を、身体が出来上がってから習得し、洗練することはとても難しいです。

さらに、ダンスで数多くの作品に出ようと思うと、海外のバックダンサーを含め、バレエ経験を問われるシーンは多いです。なぜなら、バレエを基礎とした綺麗なターンや柔軟性を問われる振り付けについていくことが難しくなるからです。日本で人気のテーマパークのキャストも、バレエ経験が重要視されるポジションもあります。特定のジャンルに特化しているダンサーも数多くいますが、バレエの基礎を持っていれば、ダンサーとして活躍できる場は大いに広がると思います。現在流行しているK-POP系などのアーティスト系のダンスも、結構バレエの体の使い方の基礎が入っていると思います。


3. バレエは体が出来上がってから始めるには難しい。ストリート系は大学生からでも始めやすい!!

バレエは幼稚園から始めている人も多いですよね。逆にバレエをやり始めるタイミングが遅くなればなるほど、体形や柔軟性を含め、バレエの型を取得することが難しいです。バレエのジャンルの雰囲気的に、小さいころからやっているのが当たり前で全然ついていけないなんてことも…。一方で、ストリートダンスは大学生から初めてプロになっている人も大勢いますので、大学生からでも大いにチャンスがあります!勿論小さいころからやっていたものは生涯の力になるので、手に入れたいほうをやった方がいいですが、ダンスで世界を視野に入れるならバレエを経験しておいても損はないと思います。

バレエのデメリットは?

  1. ストリート系を踊るにあたってアイソレーションの練習がかなり必要
  2. ストリート系の基礎のリズムトレーニングはかなりの練習が必要

⇒バレエで培った”良い姿勢”、”体を固める”ということを崩さないといけない。アイソレーションの可動域を増やす練習は、0ベースから始めないといけない。(首や胸、腰、手や腕など、それぞれのパーツを綺麗にその部位だけ動かすこと)。膝を曲げてダウンのリズムをとるということをバレエでは全くしないので、ストリート独特の体の動かし方やリズムの取り方に慣れる必要があります。

そもそも、HIPHOPなどのストリート系は、肌が黒い人達のブラックソウルがルーツと言われています。ブレイクダンスは、喧嘩をするにも中の打ち合いではなくて、人を殺さないダンスで勝負を決めよう!というところから始まったそうです。一方で、バレエは西洋の貴族が嗜んできたもので、ルーツが全く違います。ゴリゴリのHIPHOP(音が重い曲など)がやりたいのであれば、”グルーヴ(明確な定義はありませんが、音に合わせて自然になめらかに身体が動く『ノリ』のようなもの)”の部分を強化する必要があります。

あなたが目指すダンサーはどんな人?どんな経歴を持つ人?

今までバレエをおすすめしてきましたが、本当に大切なことは、『あなたが憧れていて、目指しているダンサーはどんな人か』が一番大切です。例えば。ブレイクダンス一筋で世界一になった人が憧れで、その人の経歴もブレイクダンス一筋ならブレイクダンスを何より先に、何よりも没頭してやるべきです。体がぐにゃぐにゃに動くHIPHOPダンサーになりたいのに(アイソレーションが超上手な人)、バレエをやっていてもかなり遠回りかもしれません。どんな人があなたの目標ですか?その人はどんな経歴でどんな経験を積んでいますか?あなたの心を揺さぶった人やダンスに直接門を叩いた方が、あなたが目指す目標への一番の近道です。なので、下記を意識してみてください。

STEP
あなたはどんなダンサーになりたいですか?
STEP
具体的にどんなダンサーもしくはアーティストですか?
STEP
その人はどんな経歴や経験を積んでいますか?
STEP
その目標やその人達に近づくにはどんなスキルや経験が必要だと思いますか?

たとえば…、

①ヒールを履いて魅力的なダンスをするダンサーになりたい

②〇〇〇〇さんや×××さん

③バレエ、ヒールダンス経験。海外の〇〇スクールで学んでいた

④バレエやヒールダンスの基礎が必要。
 ・レッスンに通ってダンスを学ぶ。
 ・舞台に出ることでダンス経験を積む。

  • 憧れの人のダンスに近いダンサーが身近にいないか調べて、レッスンなどに行ってみる
  • 動画を見て練習してみたりする
  • スクールなどの発表会に出てみる

などなど、いろんな方法がありますね。
ちなみに私は当時、マイケルジャクソンさんの「Smooth Criminal」のダンスを見て、『スーツで踊るって、おしゃれでかっこよすぎる!』という衝撃を受けて、Soulmusic系のダンスにはまりました。ストリート系の基礎はHIPHOPと思い並行して練習もしましたよ。為にはとてもなりました。でもごりごりの重い曲で踊るHIPHOPは本当に心から好きだったわけではなかったので、結局自分が大好きなダンサーさんのレッスンを受け続けることとその練習が一番効果的でした。(でもNYでダンスレッスン受けたときは、周りのダンサーにとってバレエ基礎が当たり前すぎて、思うように踊れず悔しい想いをしました…。)

あなたが目指すダンサーになるために、心の声に従ってやりたいダンスを徹底的に練習しよう!!

”好きこそものの上手なれ”、と言いますが、やりたいダンスをやること、が一番成長します。必要だと頭でわかっていても、やりたくないものは練習もしないので、一応為にはなりますが結局あまり伸びません。バレエは基礎だからと、やりたいダンスをしないでバレエを優先するのは本末転倒です。メリットデメリットを考えることも大切ですが、自分の心の声を聞いて、自分の魂が望んでいるダンスは何か、を問いかけてみることをお勧めします!!

「ダンスはやってみたいけど、何から始めればいいかわからない…」なんてこともありますよね。そういう場合は、近くのスクールに体験に行ってみたり、いろんなダンス動画やアーティストを見てみてください。きっと傾向があると思います。もし、ジャンルがわからないときは、体験に行ったスクールの人に聞いてみると、すぐ教えてくれますよ!!

わたしも、いろんなダンスを見まくりましたし、これはどんなジャンルなのか…?なんて全然わかりませんでした。でも、ダンススクールに勇気を出して行ってみたり、いろんな人と踊ってみたりして、少しずつの経験から次第に分かるようになって、自分が目指したい方向性がやっと見つかりました。勿論、方向性が変わるときもあります。でも、ひとつひとつを一生懸命やっていれば、全て糧になります。なので、遠回りすることを恐れず、まずは何でもやってみて、一歩を踏み出してみてください!!あなたのその一歩が、いつか誰かの心を大きく動かすことになるかもしれません。

ここまで読んでくださってありがとうございました。少しでも参考になっていたら嬉しいです!!応援しています!!

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